もう、逃げ出してしまいたいほど、大変なのだ。
習字の昇段試験に課題を提出しなくてはならない。
最終18日には提出となる。
四段から五段へと、上がれるのか否か。
でも、後へは引けない。「やめた」と言わずに先へ行くしかない。
お手本をよく見ているはずなのに、見ていないなと思う。
いや、見ているけれど、全然違う方へ筆が行ってしまうのだ。
いつの日か、自分流の字が書ける日が来るかな。
いや、もうその時はこの世にいないかもしれない。
私の先生は親子だけれど、80歳になろうとする父上の方は書道歴50年。
楽しそうに書いておられる。