明日からまた仕事
これから眠って、余震が起こらないとして、明日の朝、私が目覚めた頃には、ケイイチ
君は福岡へ、ジュニアは夜勤からまだ戻っていないはずだし、猫二匹と一緒のはずだ。
余震が起こらないとして…というところが重要なのだ。
すべては、そのことにかかっている。地震の破壊の恐ろしさ、人々の暮らしが、家の崩
壊の様子そのままに破壊されていく。久しぶりに東京の娘と話した。私の混沌とした心
の中を、素直に、そのまま話すことができた。
ずっと、内向きでいたことが尾を引いていて、悲しみや怒りが、心の中に渦巻いていたが、なんだか、すごく楽になったような気がする。「笑い」を取り戻さなくちゃ。笑えないからこそ、笑いたい。そういえば
昨日、説話をまとめてずいぶん読んだのだ。それで、昨日は笑ってしまったんだっけ。
熊本大地震
もう、これからのことはまったくわからない。
それはそうだろうと思う。
大自然の脅威がどのように実際に展開するかなんて
人間にわかるはずはないのだから。
九州に引っ越して以来25年間、ほとんど地震の経験がなかったので驚いた。
ゆさゆさと、揺れている大地の上にいるのは気持ちが悪い。
ついに来たかというのが、最初の実感だった。
それでも夜はなんとなく普通に過ごし
余震もたくさんあったのに、記憶は薄くなっている。
驚いたのは、それから丸一日を過ぎて、なお四時間ほどたった
真夜中の一時過ぎの地震の方だ。
ああ、なんだかいつもとは違うなと感じる強い地震の再来だった。
結局その日は明け方の四時頃まで眠れなかった。
それなりに大きな地震が、短い間隔で何度も何度も、家を振動させる。
震源地から100キロも離れているのに、大地は小刻みに容赦なく揺れた。
習字また習字
もう、逃げ出してしまいたいほど、大変なのだ。
習字の昇段試験に課題を提出しなくてはならない。
最終18日には提出となる。
四段から五段へと、上がれるのか否か。
でも、後へは引けない。「やめた」と言わずに先へ行くしかない。
お手本をよく見ているはずなのに、見ていないなと思う。
いや、見ているけれど、全然違う方へ筆が行ってしまうのだ。
いつの日か、自分流の字が書ける日が来るかな。
いや、もうその時はこの世にいないかもしれない。
私の先生は親子だけれど、80歳になろうとする父上の方は書道歴50年。
楽しそうに書いておられる。
■
明日から新学期が始まる。
天気がよくなるといいな。
当面の課題は、4月20日締め切りの書道の昇段試験だけれど、これはもう、大変。
まず一枚目を書き始める時から、心が重くなってしまう。
なぜって、自信がないのだから、当然なのだけれど、
いつになったらこういう心境から抜け出せるのだろうと、ため息が出る。
それでも、やめようとは思わない。
もう無理だからって、諦めてしまうわけにはいかない。
確実に書道が好きになっている。
今度の昇段試験に合格すると五段がもらえる。
三段から四段になるときの試験と、今回の試験では、格段に難しくなっている。
もし今度、昇段することができたら、次の昇段試験ではもっと難しい課題に
向き合うことになるのだろう。
一つの道に分け入っていくという感じかな
こういうの、なんとなくいいなって、思ったりしている。
私の親友は、とっくの昔に「師範」になっている。
ずっと昔から、コツコツと励んでいたのだ。
私にもそんな日が来るだろうか。
やれるところまでやっていこう。
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さて、初めての記事。連れ合いに勧められて、はてなブログへお引っ越しをしました。ああ、もう眠くて、バタンキューという状態で、ここにたどり着いたら、ほんの少し元気になって、キーボードをパシャパシャと打ってしまっている自分がいるのです。
今日は、一日、雨模様でした。仕事場のすぐそばには桜の木が何本もあって満開、そこを無情の雨が襲ってしまったという感じです。でも、そんなことにはめげる気配もなく、むしろ、妙に華やかな姿になって、時折り吹く風にはらはらと花びらを散らしていました。
そんな美しい桜の花の下に入って、すぐ上を眺めてみると、何だか、狂気の世界に誘われていってしまいそうでした。「桜」を、そんなふうに見つめてしまったのは初めてのことです。